『きょうと・人・まち・であいもん』
番組ブログ第3弾!


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2013年06月09日

2013年6月8日放送 地域で活躍する表現者たち

△▼△6月は「芸術とまちづくり」をピックアップ△▼△

ゲスト:カルティベーションパートナーズ
    岡山 拓さん

okayama.jpg 「カルティべーション」は「耕す」という意味で、カルチャーの語源です。文化の根本は大地を耕すような地道な作業であり、それぞれの地域の文化をどうやって耕すかという意味で名前を付けました。カルティベーションパートナーズは、美術系の大学の出身者が多く参加している任意団体で、芸術や表現というものが、地域とどう関われるかということをテーマとしています。
 現在、紫野の空き家の有効活用をしています。ある空き家をギャラリーに改修したことが始まりで、シェアハウスをつくったり、地域の方達と関わりながら紫野を良くしていこうとしています。表現活動をするには空間が必要ですが、きれいな物件は気を使ってしまうので、人が住んでいなくて直さないと使えないような空き家が魅力的です。また和束町では、知り合いもないなかでギャラリーをつくるために毎月通って作業をしました。その過程で地域の方も興味を持ってくださって、お互いに顔が見えるようになりました。まず自分たちで事例をつくっていくというのはすごく大切です。
 芸術家とはものづくりをする人で、つくることが楽しくて、家を直すことがクリエイティブな喜びになり経験になります。表現者といっても作品がすぐに売れる訳ではないし、仕事になるまではその才能は余ってしまっています。しかし、地域のイベントのチラシをデザインしたりイラストを描くなど、地域の方と関わりながら経験を積んでいくと、独りよがりな自分のニーズではなく地域のニーズを知ることができ、表現の可能性も広がります。芸術は高尚な遠いところのものと思われますが、日常的なところでも関わりが持てるものです。それが地域と芸術のおもしろいところです。地域を活性化するときに、もっと表現者・芸術家が地域と深く関われるようになった方が良いなと思っています。


★☆★ 教えてスペシャリストさん ★☆★
「左官について」
京都左官協同組合 理事 佐藤 ひろゆきさん

satoh.jpg 土壁は、明治以降は細かい仕上げになりましたが、千利休が初めてつくったのは荒壁仕舞いといって、長いわらが見えるような仕上げでした。300年ほど前から少しずつ細かい仕上げに進化しましたが、長い左官の歴史においてはごく最近のお話です。
 土壁の特徴とメリットは、主に3つあります。まず、水分の吸収・放出の作用が大きく、結露に対して効果があります。湿気を吸い込んで、湿度が下がると吐き出します。2つ目は耐震力です。土壁は粘って地震に対抗します。ひび割れが入ったり、端がぽろぽろ壊れたりしますが決して全体は壊れません。粘って、第2撃、第3撃に対抗します。3つ目は耐火力です。1000度くらいの熱を与えても、反対側は1時間後も150度くらいしか上がりませんので、その間に逃げることができます。壁の中にかなりの水分を保持しているからです。
 もう1つ加えるなら、仕上げの多彩さ・美しさ・きめの細かさ・情緒があげられます。京都周辺には良い色の土があり、上塗りに使いました。京都には目の利く人がおり、より良いものを求めたので、京壁と言われるものができました。京壁の定義は、各種の色土を使った多彩な仕上げをすること、仕上げまでに7工程くらいの手間暇をかけ、薄くて強い土壁にする独特の施工法を採用していることです。
 土壁は工期と予算が問題になると言われますが、お勧めしているのは、先ず、1つの部屋だけを土壁にしてみてもらうことです。気に入れば、10年後にもう1部屋しませんかと言っています。家は買うものではなく、建てるもの、つくるものです。最初から完成したものではなく、10年後、20年後に自分の思いを実現していく楽しみがあると思います。





☆本日の担当:上原智子
posted by 京都府建築士会 at 14:01| Comment(0) | 建築・まちづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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