『きょうと・人・まち・であいもん』
番組ブログ第3弾!


〜2009年11月の番組情報は、↓↓コチラ↓↓のアドレスをご覧ください
☆ http://kyoto-hitomachi.seesaa.net/

〜2012年12月の番組情報は、↓↓コチラ↓↓のアドレスをご覧ください
☆ http://kyoto-hitomachi2.seesaa.net/

2013年12月11日

2003年から現在の『きょうと・人・まち・であいもん』 番組ブログは

『きょうと・人・まち・であいもん』 番組ブログは
2003年から10年間、seesaaに掲載しています。
2013年7月からラジオカフェのHPに移りました。
今後ともよろしくお願いいたします。

2003年4月〜2009年11月
http://kyoto-hitomachi.seesaa.net/

2009年11月〜2012年12月 Vol.2
http://kyoto-hitomachi2.seesaa.net/

2013年1月〜2013年6月 Vol.3
http://kyoto-hitomachi4.seesaa.net/

2013年7月〜
http://radiocafe.jp/200304003/
posted by 京都府建築士会 at 18:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月17日

お知らせ

7月より「きょうと・人・まち・であいもん」は月に2回(第1・第3土曜日)の放送になっております。
それに伴い、このブログは6月分をもって終了いたします。
長らくのご視聴ありがとうございました。

尚、7月以降の既放送分の音声につきましては、下記京都三条ラジオカフェのポッドキャストでお聴き頂けますので、引き続きご笑聴頂けますと幸いです。

番組ページアドレス:http://radiocafe.jp/200304003/

posted by 京都府建築士会 at 11:46| Comment(0) | 建築・まちづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月30日

2013年6月29日放送 三条特集

「中華をオシャレに」

ゲスト:三条柳馬場東 チャイナカフェ柳華 代表
    于 敦彦さん

u.jpg 店の前のオープンスペースには、柳と竹が植わっていてテラス席もあります。柳馬場通には昔は柳の並木があったと聞いています。京都の町には柳が多いですが、中国にも柳の名所がたくさんあります。
 チャイナカフェとは、従来の中華料理店のイメージではなくて、カフェダイニングのように気軽でオシャレに楽しんで頂けるよう、女性同士やカップルでも入りやすいお店づくりをしています。ランチ・カフェ・ディナー、さまざまにご利用ください。
 お料理は女性にも優しく、野菜を多くし、油を控えた薄めの味付けです。またスイーツにも力を入れていて、中華のお菓子からパフェまでご用意しています。それから中国茶は沢山の種類を揃えています。皆さんになじみ深いウーロン茶でも、緑色のものから黒いもの、さわやかな味から燻した苦味のあるものまで、たくさんあります。当店では、1人用のガラスのポットに、茶葉をいれて、ポットを添えてお出しします。1煎目は、主に香りが高く、2煎目からは味が深まり、4煎くらい違いを楽しんで頂けます。
 奥には坪庭もあり、6名様で使っていただける個室を用意しています。また、メインルームでは40〜60人程度のパーティーにも使っていただけます。
 私の祖父は山東省の出身で大阪に出て中華料理店を始め、今は父が継いでいます。私は大学の時から青春時代を京都で過ごし、京都が大好きなので自分の店は京都に出したいとずっと思っていました。
柳華:http://chinacafe-ryuka.jp/


■□■ 会員紹介 ■□■
無我夢中で駆け抜けた20年
(株)ナイスメンテ 代表取締役  
青年部会 研修担当 原田 孝毅さん

harada.jpg 会社を経営して20年。20歳の時にボクシングのプロテストに合格し、ボクシングをしながらできる仕事としてマンションの「掃除」を始めました。ある時水道の修理を頼まれ断ると、それではもう掃除の仕事も頼めないと言われ、慌ててホームセンターへ行き、直し方を調べて修理しました。電気工事士の願書提出期限に間に合わなくて、翌日締め切りの2級建築士の願書を出し、資格を取ってからリフォーム業も手掛けるようになりました。壁紙も初めての時は、1部屋貼るのに1週間もかかり、やり直す内にきれいに貼れました。結果的にやってやれなかったことはありません。これからも挑戦するべきことは挑んでいきたいですね。





☆本日の担当:内藤郁子
posted by 京都府建築士会 at 19:26| Comment(0) | 建築・まちづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月24日

2013年6月22日放送 「避難者支援カフェ」運営者の気持ち 〜キッチン和(なごみ)への思い〜

ゲスト:NPO法人「和(なごみ)」理事長
    大塚 茜さん

ohtsuka.jpg 私は進学を機に九州から京都に来て、11年になります。卒業後、高齢者への配食サービスと無認可保育所を行うNPO法人に入り、石巻市で復興支援を担当しました。その後、京都にも避難して来られた方々が多く、東北出身の皆さんもいるので、みんなが集えるサロンを始めました。こころを緩めて本音や愚痴を言い合える所です。ここは1年ほどで閉めましたが、人々の出会いの大切さを確認すると同時に、次に必要なのは就労支援だと分かったのです。今日生きていかなければならない。しかも生きがいを持って、皆で働ける店を、とキッチン和をつくりました。復興の支援は時間がかかります。そこで、新たに復興支援を行うNPO法人「和(なごみ)」をつくったのです。
 しかし、次第に自分は当事者ではないという負い目にも似た気持ちが強くなってきます。避難してきてその上で活動している人にはかなわないのです。そこで、ここで働いているスタッフたちの歩みの下支えをすることを考えました。彼女たちにはさまざまな人生や思いがあります。本来の人生も、家族構成も、原発との距離感も、出身地域も違います。避難してよかったと思う人もそうではない思いの人もいて、決して一括りにはできません。比較することは意味がなく、すべてを応援する仕組みをつくりたいと思ったのです。
 スタッフは、福島県を中心に仙台や関東からの30、40歳台の女性ばかりです。子ども連れの女性が働きやすい職場です。7月2日開店の新しいカフェレストランでは、昼に加え夜の居酒屋タイムがあります。これは働いている男性にも来てもらいたいからです。お客さんは、20組から30組くらい欲しいですね。2階には座敷があります。少し隠れた小部屋も人気です。食材は福島のものもありますが、それ以上に京都の地産地消を進めます。京都の食材は皆大好きです。
 店は、七条大宮西入る北側、櫛笥通の角ですが、分かりにくく暖簾をつけてはといわれています。現在、南相馬の仮設に住むお母さんたちがつくってくれています。
 悩みは、家族を置いて子どもさんと避難している人に十分な給料を支払えないことです。今日のお客様を大事にまた来て欲しい。知り合いが知り合いを呼び、出会いの場となり、皆さんに喜んでもらえる店にしたい。事業として成り立たせ継続するのが本当の意味の支援だと思います。そういう観点で、支援のための店という看板がなくてもこの店はおいしく楽しいという飲食店にしたいのです。





☆本日の担当:衛藤照夫
posted by 京都府建築士会 at 20:09| Comment(0) | 建築・まちづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月15日

2013年6月15日放送 作品をつくり続けること

△▼△6月は「芸術とまちづくり」をピックアップ△▼△

ゲスト:美術作家・イラストレーター
    大槻 香奈さん

girl.jpg イラストレーターとしての最近の活動では、バンド「kuh(クー)」のアルバムジャケットのイラストを担当しました。私はこれまで少女をモチーフにした作品を制作してきたのですが、はじめて少年の作品を描きました。すごく素敵なアルバムになっています。
 美術作家としては、7月17日から8月6日まで大阪三越伊勢丹3階でDMOARTS(ディーエムオーアーツ)で、「みんなからのなか+」と題した個展を予定しています。
 個展のタイトル「みんなからのなか+」の「から」というのは「蛹」のことですが、蛹それ自体の造形に興味をもって調べてみて、中が溶解していたり、蛹から蝶になるメカニズムがまだ解明されていなかったりと、私にとって宇宙を感じさせる存在でした。加えて、東日本大震災のあとの日本は生れ変わる必要があるし、個人としての自分が生まれ変わるイメージなど、いろいろなものを蛹に重ねることができる状況があったので、最近の作品のテーマにしています。 昨年の東京での個展では、いってみれば「から」の外にいる人に向けて“蛹になりましょう”と語る作品群だったのですが、今回は、蛹になって「から」の中で自分をつくり変えている最中といった動的なもので、同じ蛹をテーマにしながら、また違った作品がつくれたと思います。
 私の作品を見た後で、当人たちにも理由はよく分からないままSNSなどを通して呼応される方々がいるのですが、その理由やエネルギーになっているもの、あるいはその現象の源を、私自身もそれを知りたくて、つくり続ければそれが分かるのではと思いながら、昼夜問わず更に作品をつくる日々です。 同時並行でイラストやデザインなど幾つかの作品制作を(自分でスイッチを切替えながら)進めていますが、それらは全て美術作家としての活動に必要なことであって、やり遂げることが次の良い作品をつくることに繋がってくるのだと考えています。


★☆★ 教えてスペシャリストさん ★☆★
「左官について」
京都左官協同組合 理事 佐藤 ひろゆきさん

satoh.jpg 職人さんの技を引き継ぐために、組合では聚楽学院という学校を運営しています。最近は大学を卒業してからや、他の仕事に就いていた方がおられ、土壁に魅力を感じて地方から京都に来られた方が多いようです。京都に仕事が多いのと、左官の原点は土壁にありますので、学びに来られる方が多いのです。セメントモルタルや石膏プラスター、漆喰彫刻等も学びますが、技能検定の題材は今でも土壁仕様です。そこがルーツであるということ、それをはずしては左官が成り立たないということです。
 毎年11月に、京都府民向けのイベント「ものづくりフェア」がパルスプラザで行われます。今年はこのイベントに合わせて全国左官技能コンクールが京都で開催されます。15人が京都へ集まり、3日間で1坪ほどの部屋の壁を実際に塗りますが、見物です。蛇腹(洋風建築の壁と天井の境にあるもの)やシャンデリアの丸い飾り等を石膏でつくって貼り付けたりします。





☆本日の担当:竹山ナオユキ
posted by 京都府建築士会 at 20:35| Comment(0) | 建築・まちづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月09日

2013年6月8日放送 地域で活躍する表現者たち

△▼△6月は「芸術とまちづくり」をピックアップ△▼△

ゲスト:カルティベーションパートナーズ
    岡山 拓さん

okayama.jpg 「カルティべーション」は「耕す」という意味で、カルチャーの語源です。文化の根本は大地を耕すような地道な作業であり、それぞれの地域の文化をどうやって耕すかという意味で名前を付けました。カルティベーションパートナーズは、美術系の大学の出身者が多く参加している任意団体で、芸術や表現というものが、地域とどう関われるかということをテーマとしています。
 現在、紫野の空き家の有効活用をしています。ある空き家をギャラリーに改修したことが始まりで、シェアハウスをつくったり、地域の方達と関わりながら紫野を良くしていこうとしています。表現活動をするには空間が必要ですが、きれいな物件は気を使ってしまうので、人が住んでいなくて直さないと使えないような空き家が魅力的です。また和束町では、知り合いもないなかでギャラリーをつくるために毎月通って作業をしました。その過程で地域の方も興味を持ってくださって、お互いに顔が見えるようになりました。まず自分たちで事例をつくっていくというのはすごく大切です。
 芸術家とはものづくりをする人で、つくることが楽しくて、家を直すことがクリエイティブな喜びになり経験になります。表現者といっても作品がすぐに売れる訳ではないし、仕事になるまではその才能は余ってしまっています。しかし、地域のイベントのチラシをデザインしたりイラストを描くなど、地域の方と関わりながら経験を積んでいくと、独りよがりな自分のニーズではなく地域のニーズを知ることができ、表現の可能性も広がります。芸術は高尚な遠いところのものと思われますが、日常的なところでも関わりが持てるものです。それが地域と芸術のおもしろいところです。地域を活性化するときに、もっと表現者・芸術家が地域と深く関われるようになった方が良いなと思っています。


★☆★ 教えてスペシャリストさん ★☆★
「左官について」
京都左官協同組合 理事 佐藤 ひろゆきさん

satoh.jpg 土壁は、明治以降は細かい仕上げになりましたが、千利休が初めてつくったのは荒壁仕舞いといって、長いわらが見えるような仕上げでした。300年ほど前から少しずつ細かい仕上げに進化しましたが、長い左官の歴史においてはごく最近のお話です。
 土壁の特徴とメリットは、主に3つあります。まず、水分の吸収・放出の作用が大きく、結露に対して効果があります。湿気を吸い込んで、湿度が下がると吐き出します。2つ目は耐震力です。土壁は粘って地震に対抗します。ひび割れが入ったり、端がぽろぽろ壊れたりしますが決して全体は壊れません。粘って、第2撃、第3撃に対抗します。3つ目は耐火力です。1000度くらいの熱を与えても、反対側は1時間後も150度くらいしか上がりませんので、その間に逃げることができます。壁の中にかなりの水分を保持しているからです。
 もう1つ加えるなら、仕上げの多彩さ・美しさ・きめの細かさ・情緒があげられます。京都周辺には良い色の土があり、上塗りに使いました。京都には目の利く人がおり、より良いものを求めたので、京壁と言われるものができました。京壁の定義は、各種の色土を使った多彩な仕上げをすること、仕上げまでに7工程くらいの手間暇をかけ、薄くて強い土壁にする独特の施工法を採用していることです。
 土壁は工期と予算が問題になると言われますが、お勧めしているのは、先ず、1つの部屋だけを土壁にしてみてもらうことです。気に入れば、10年後にもう1部屋しませんかと言っています。家は買うものではなく、建てるもの、つくるものです。最初から完成したものではなく、10年後、20年後に自分の思いを実現していく楽しみがあると思います。





☆本日の担当:上原智子
posted by 京都府建築士会 at 14:01| Comment(0) | 建築・まちづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月04日

2013年6月1日放送 「オープンスタジオツアー」とは

△▼△6月は「芸術とまちづくり」をピックアップ△▼△

ゲスト:Antenna(アーティストグループ)
    市村 恵介さん

ichimura.jpg 「アンテナ」というアーティストグループを作って活動しています。私は彫刻をしていまして、木工をベースにした立体作品やインスタレーションの展示構成などを担当しています。
 NPO法人「アンテナメディア」は有燐学区に拠点を持ち、アーティスト・デザイナー・建築家・エディターなど、いろいろな職能を持った人が集まり運営をしています。ここはギャラリーでもあり、イベントやワークショップ、食堂としても使える共同のコモンスペースです。建築家が設計したものに、僕たちアーティストが参加し、何かを形にしたり、近所のお店のカンバンを製作したり、自治会からの依頼を受けて絵地図「松原通おさんぽマップ」を作ったりしています。
 2009・2010年に、京都に点在するアーティストのスタジオの主導でアートの制作現場を公開しました。公開することで、御近所の方々にもそこで何をしているのかを一目で解ってもらうことができました。翌年からはアンテナメディアで、「KYOTOオープンスタジオ2011」としてツアーをスタートさせました。今年は、5日間ツアーを開催し、毎日約20名の参加がありました。マイクロバスで移動し、1日に約6か所のスタジオに訪れました。「つくるツアー」「はなすツアー」「たべるツアー」を企画し、「たべるツアー」は一般の方の参加者が多かったです。普段はなかなか訪問できないスタジオを見学でき、皆さん楽しんでおられました。今後は、オープンスタジオ(製作の現場)の企画と、新しい「京都藝術」という企画で、アートやデザイン周辺の環境・施設(発表の場所)をフラットにとりあげる計画をしています。


★☆★ 教えてスペシャリストさん ★☆★
「左官について」
京都左官協同組合 理事 佐藤 ひろゆきさん

satoh.jpg 京都左官協同組合は歴史が古く、明治30年に設立されました。京都は家が多く、それを直したり建てたりする職人さんも多かったので、職人をまとめることが必要だったようです。現在、組合員数は京都市域で500人弱です。
 左官の歴史ですが、壁として残っているものでは法隆寺の金堂の壁画の下地が古く、1300年前の土壁として残っています。また、1350年前には土壁が塀に使われていたことがわかっています。
 平安時代は書院造りで木を中心にした建物、紙の仕上が一番上等で、貴族が住むところは壁に紙が使われておりました。次は漆喰壁です。美しく白い漆喰壁は、武士階級の城郭建築に使われていました。土壁は一番ランクが下だったのです。
 千利休が400年程前、茶室の床の間に土壁を使いましたが、このときに初めて土壁が歴史の表に出てきたのです。聚楽土が土壁の代名詞ですが、聚楽第の周りでとれた土がとても良い土で、千利休が使ったのを弟子達がまねをして広まったようです。その土で作られた壁を聚楽壁というようになりました。
 京都は、お茶・お花・踊りの家元・旅館・料理屋・お寺等、土壁に関連するものがたくさんがあり、仕事があるからこそ、技術が残り、職人・材料が残ることになりました。





☆本日の担当:伏木道雄
posted by 京都府建築士会 at 00:04| Comment(0) | 建築・まちづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月25日

2013年5月25日放送 三条特集

「柴犬キャラに癒される店」

ゲスト:文椿ビル「和んこ堂」
    安田 全利さん

yasuda.jpg 三条両替町の文椿ビル1階の奥にある、柴犬のオリジナルキャラクターの生活雑貨を扱う店です。ぬいぐるみや手ぬぐい、バッグ、Tシャツなどなどから、わんこ用のバンダナまで、すべて柴犬づくしです。
 私はもともと精華大学の日本画を出てアパレルの企画に携わり、それから広告デザイン事務所をしていました。ところが、柴犬を飼い始めたのがきっかけで、当時は柴犬のキャラクターのものが売っていなかったので、家内と2人で作ってウチの犬に着せたり、犬のイラストを描いたり、それをブログに載せたりしていました。それから、百万遍の手作り市に1年半ほど出ていたのですが、そこでいろんな方に応援を頂き、柴犬の雑貨店をしようということになりました。
 私は三条の神泉苑の近くで生まれ育ち、祇園祭のお神輿も小さい時から見て過ごし、三条に慣れ親しんでいるので、ここにお店を持つことができたことにとても縁を感じています。
 当店は「笑いと癒しの生活」を提案するというのがコンセプトで、「和み柴っこ」というキャラクターもおります。ひこにゃんで知られている「日本ご当地キャラクター協会」の会員として活動しています。百貨店の催しや地域のイベントなどにお声が掛かれば、笑いと癒しと元気をあげられたらと思って参加しています。三条でも、いろんなことに参加して盛り上げることができたら嬉しいです。9月には開店1周年の企画をしていますので、楽しみにしてください。
http://www.wankodo.com/top.html


■□■ 会員紹介 ■□■
趣味と実益を兼ね備えた歴史探訪 
UNODOSデザイン事務所 南丹支部・女性部会 宇野 直美さん

uno.jpg 私は自宅でデザイン事務所を営んでおり、主に住宅リフォームや新築住宅を手掛けています。幼い頃から部屋の模様替えが好きで、ある夜、風通しの悪い部屋の壁を壊し、父に怒られながらも快適になった部屋に満足したことを強く記憶しています。今も家具を動かして気分を変えることが趣味とストレス発散になっています。以前は歴史に全く興味がなかった私ですが、様々な見学会(特にお寺)に参加するにつれ、当時の時代背景に興味がわき目下歴史の勉強中で、知れば知るほど奥が深く面白いです。また、南丹支部でまち歩きの企画に参加しました。6月の亀山城跡や史蹟を巡る城下町編に続き、歴史文化のまち歩きのシリーズ化を支部で検討中です。





☆本日の担当:内藤郁子・小澤えみ

posted by 京都府建築士会 at 17:11| Comment(0) | 建築・まちづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月18日

2013年5月18日放送 震災放送/被災者のこころのケア・保健師の仕事

△▼△5月は「粟田学区のまちづくり」をピックアップ△▼△

ゲスト:福島県会津保健福祉事務所 保健師
    草野 つぎさん

 私は福島県会津保健福祉事務所に勤務し、精神障害者も含め、こころの悩みを持たれている方や働き盛りの方の心の健康相談や家庭訪問などの地域支援をしています。東日本大震災での津波や原発事故により、福島県の浜通り地方から会津地方に多くの方が避難して来られ、この方々のこころのケアが重要な課題となりました。 
 避難者たちが住む所は、一次避難所、二次避難所、仮設住宅、借り上げ住宅と時期を追って変わり、プライバシー確保の面では順次改善されていますが、避難者にとっては、土地勘もなく気候風土も違う会津地域に住まなければならないことや、生活環境の変化が大きなストレスとなり、過酷な状況です。
 さらに、放射線問題でいつ故郷に戻れるかも判らず、先の見通しがつかず、今後の生活の目標が見えない不安な状況があります。このような状況からこころのケアの重要性、必要性があります。 
 避難当初は高血圧の方が大変多く、ストレスフルな状況に体調を崩されているのだと思いました。幸いなことに「京都府こころのケアチーム」が会津地域の支援に入り、精神科医師や看護師、臨床心理士たちの協力もあり、支援が進められてきました。
 前回出演時に平野さんが紹介された「男の料理教室」は、今年から「あいづ男飯」というネーミングに変わりました。仮設住宅の単身男性入居者にはお酒好きの方も多く、することがない避難生活がアルコール依存症に拍車を掛けるおそれがあるということから、当所保健師と栄養士、被災町福祉の方々とも連携して始めたものです。単身男性の皆さんと関係者が月に一度、一緒に料理を作り、食べるというものです。そのぬくもりある人間関係がとてもよいのです。最初は栄養士さんによる栄養バランス改善のアドバイスだけでしたが、次第にうどんを打つ、ハンバーグを作るなど手の込んだものを作るようになりました。一生懸命作ることから満足感が生まれます。「花届け人・京都」の臨床心理士さんからは、これはセラピーになるねと高評価をいただきました。この「あいづ男飯」も今では予算化され町の事業となっています。さらに、会津以外の地域にも活動が広がりだしました。
 他に、環境の変化から不眠の方が多く、精神科医や臨床心理士、看護師さんの心のケアチームの協力で、お茶菓子がわりに安眠のためのお話を聞ける安眠カフェを始めました。
 しばらくは会津地方で頑張って保健師の仕事をしていきたいと考えています。(顔写真はありません。)





☆本日の担当:衛藤照夫

posted by 京都府建築士会 at 16:55| Comment(0) | 建築・まちづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年5月11日放送 五感で楽しむまちづくり

△▼△5月は「粟田学区のまちづくり」をピックアップ△▼△

ゲスト:一級建築士事務所 レオナルド建築設計事務所
    和田 嘉久さん

wada.jpg 昨年、京都市空き家条例検討委員会の公募委員に選ばれ、東山区長や学識経験者、不動産コンサルタントの方々と意見交換をしてきました。空き家問題は一軒ごとにそれぞれ異なった事情を持っておりとても複雑です。空き家を京町家として残そうとよく言われますが、私は改修も建て替えもできず今の生活スタイルに合わない空き家ならば、地域の安全安心のために取り壊しもやむなしと考えます。「地域の資産」としての位置づけを明確にすることで、新たな活用方法がないのか。例えば、地域密着型サービス施設等の共有空間として使うシステムの構築や、京都にはまだまだ少ない公園や緑地帯などへの転用も大いに視野にいれるべきです。
 私は土地探しからの立案、それを設計に結びつけるという手法で、大規模な複合商業施設やスポーツセンターの計画に携わってきました。そのため商空間についてはいろいろとこだわりや考えを持っています。昔から粟田学区にある古川町商店街が好きで、今もずっと気になっています。商店主の高齢化とともに空き店舗が増えてきていますが、奥には住んでいらっしゃる。商店街の空洞化は町の空き家問題とはまた違った事情です。以前は錦市場と変わらぬ活気ある街路であったのに、いつのまにかこんなにも差がついてしまったことが無念でなりません。
 古川商店街を南に抜けたところの、東大路から岡崎の美術館へと抜ける白川界隈の風情がとても好きです。琵琶湖から送られてきた小麦を白川の流れを利用して粉に挽いていたという歴史を踏まえ、「食」の文化にスポットをあてて粟田学区の白川を美しく整備しようと計画中です。
 古川町商店街と白川を中心に、「五感」で楽しめる共有空間としてのしかけをつくり粟田学区を元気にして行く、これが私の当面の目標といえるでしょう。


★☆★ 教えてスペシャリストさん ★☆★
「断熱の役割について」
有限会社 巧人舎 代表取締役 大田 勝さん

ohta.jpg なぜ私どもが断熱に力を入れているかと言えば、住宅であれば断熱工事によって住むための基本性能が向上するからです。つまり、過ごしやすく建物の寿命を長くすることで、個々の建物の資産価値を高めることになる。加えてそこに住み続けることで冷暖房費を削減できますから、余剰資産も形成できます。
 また、環境への配慮という観点で、私どもの工事では吹付けウレタンの現場発泡にフロンを全く使用していない材料を使いますが、多くの工事では未だにフロン含有の材料を使っているのが現状です。フロンガスはオゾン層を破壊する地球温暖化の一因です。
 国が示す高い性能基準は将来のスタンダードになりますので、断熱工事が建設工事全体に占めるウェイトは大きくなってくると思います。ただし、建物の寿命が長くなれば、ライフサイクルコスト全体の断熱工事にかかる費用はすごく小さなものになります。自然エネルギーなどの利用も必要ですが、今使っているエネルギーを減らすためにどうするかをまずは考えないといけません。
 京都でも他の地域でもその地域の気候や暮らし方に見合った最適な建物があると思います。それをみんなで考えて良い方向に進めばいいですね。





☆本日の担当:松田容子

posted by 京都府建築士会 at 16:54| Comment(0) | 建築・まちづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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